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2017年5月30日 (火)

Vol.33 すっかり外国人観光客のテーマパークと化した新宿ゴールデン街

20数年ぶりに、新宿ゴールデン街に行ってきました。新宿で久しぶりにあった日本人の友人と飲んでいて、ついでに足を運んでみようかというノリになり…。

時刻は平日の午後10時くらいでした。至るところで、いろんな国からやってきた観光客の人たちが、にこにこしながら記念撮影しているではありませんか。東洋人はもちろんのこと、西洋人の姿も多く見かけられました。

こうなっていることは噂には聞いていましたが…ぼくが知っているバブル期のゴールデン街は、なんとなく薄暗くて、部外者を寄せ付けない感じがする飲屋街でしたから(関係者の方々ごめんなさい)、海外から観光客が大挙押し寄せるテーマパークと化した、こんにちのゴールデン街を目の当たりにすると、隔世の感を禁じえませんでした。



ゴールデン街の歴史は、戦後のヤミ市、青線地帯にさかのぼります。バブル期には、盛んに地上げが行われたと聞いています。だから、20年前の段階で、世間では、あと数年でゴールデン街もなくなるだろうと言われていたのです。それが…。

ゴールデン街って、よく見ると、狭い路地の両側にマッチ箱のようなバーが軒を連ねていて、お店の前には色とりどりの電光看板があって、その風景はウォン・カーウァイの映画に出てきそうな、アジアの、お伽の、舞台のようでもあります。

一周しても数分しかからないエリアに270軒ものバーがあるんだそうです。そこに集う人々のいでたちもほんとに多種多様で、個々のお店の入口を見物しながら歩いているだけでも飽きません。

海外からの観光客が是非とも訪れたい東京のスポットだ、というのも頷けます。

が、どうして外国人に大人気だという事実を知っただけで、こんなにも街の見え方が変わるのかなと思います。

つまり、ついひと昔まで、ぼくは、この街に対し、老朽化した危険なエリアというマイナスのイメージを抱いていたというのに(関係者の方度々ごめんなさい)、ゴールデン街の現状を知った途端、なんとしてもこの街を存続させるべきだ!という気がしてくるのです。

やはり海外の人に認められるのが嬉しい。ぼくの中に外国人コンプレックスがあって、日本を誇りたいという国粋的な感情があるのでしょうか?

ゴールデン街は、クールジャパンで国や広告代理店が宣伝したから、人が集まるようになったわけではありませんよね。

ゴールデン街は大資本が投資して誕生したコンテンツではありません。むしろ当局としては、積極的に宣伝したくなかった場所に違いありません。

ところが、ゴールデンの面白さを知った外国人がSNSに投稿したりして、ネット上で自然に噂が広がり人気スポットになってしまった。そんなところも面白いですね。





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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)529_180945.jpg" />

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