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2017年1月

2017年1月24日 (火)

Vol.18 イタリア人アーティスト、ロサリアさんとも困ったときは英語で!

東京にはいろんな国から人が訪れます。観光、仕事、理由はさまざまですが、最近特に増えたような気がします。

日本にやってくる人たちは英語圏出身ばかりではありません。しかし、どういうわけかというべきか、当然ながらというべきか、コミュニケーションの手段は英語がメインになります。

先日、友人からナポリ在住のイタリア人芸術家ロサリア・イアッゼッタさんを紹介してもらい、いろいろお話をさせていただきました。

彼女はイタリアで美術大学の先生をしていて、社会学の学位も持っているアーティストです。その時は、日本でのプロジェクトの打ち合わせのためにたまたま来日していました。

彼女は英語が流暢です。東京藝大の大学院に留学していたこともあり、日本語も日常会話に困らない程度に話すことができました。

それでもふたりでいろんなことを話してて会話が弾むと、時々、意味が通じないことがありました。そんな時、いちばん役に立つのが茅ヶ崎で習うような実用英語なのです。

たとえば、財務省という日本語が通じない時(その理由はぼくの滑舌の悪さだったかもしれませんが)、みにすとりーおぶとれじゃりー(必ずしも正確な表現かどうかは別にして)というと通じるのです。

先日、友人の日本人アーティストが、韓国で展覧会を行った時のことを話してくれました。そのイベントは彼女にとって初めての韓国での展示でしたから、彼女は渡航する前に必死でハングルの勉強をしたそうです。

しかし、いざ現地に行ってみると、韓国人スタッフは皆英語ができたため、会話の手段は彼女の急ごしらえの韓国語ではなく、受験英語で培った、そして、もうかなり忘れてしまっている英語になったといいます。

彼女は帰国後、英語の勉強に力を入れるようになりました。

ぼくも過去にこんな経験を何度も繰り返すうち、根が怠け者であるにもかかわらず、英語は継続してやろうと思うようになりました。

特に英語圏以外の人とのコミュニケーションでは、お互いがセカンドランゲージであるためか、英語ネイティヴと話す時より通じやすいと感じることもあります。

英語は目的ではなくて手段です。目的があると勉強も苦ではなくります。勉強というよりプラクティス(練習)だと思います。人によってスピードに差はありますが(ぼくは遅いです)少し少し上達していくのだと思います。




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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)

2017年1月19日 (木)

Vol.17 いじめ探偵 阿部泰尚さん、「学校が保護者に''モンペ対応"」するケースが増えている

2017年1月13日発売の、「週刊金曜日」1月13日号に、NPO法人「ユース・ガーディアン」代表、阿部泰尚(あべひろたか)さんのインタビューを書かせていただきました。阿部さんは、学校で起きているいじめ問題のエキスパートです。

今回のブログも前回に引き続き、雑誌に掲載しきれなかった阿部さんのインタビュー内容を紹介します。

阿部さんは、「最近、学校が被害生徒の保護者に対して"モンペ対応"するケースが増えていて、これが大きな問題なんです」といいます。

モンペ対応って?

みなさんは、モンスターペアレンツという言葉をご存じですよね?では、''モンスターペアレンツ対応''略して"モンペ対応"いう言葉をご存じでしょうか?ぼくは、今回の阿部さんのインタビューで初めて知りました。

子どもが学校でいじめに遭って悩んでることを知った保護者の中には、当然、学校に直接相談する人がいます。阿部さんによると、学校に相談するのはほとんどが母親だそうです。保護者が学校に相談する場所、ふつうはまず学校に電話して担任の先生と話したいと告げるようです。

我が子のいじめに悩むある母親が学校に電話をすると、なぜか担任の先生には取り次いでもらえず、教頭先生が出てきて保護者の話を聞き「その件につきましては、こちらのほうでも相談して後日ご連絡を差し上げます」という答えが返ってくる。

その言葉を信じて、しばらく返事を待っていたけど連絡がないので再度学校に電話してみると、やはり前回同様に教頭先生が出てきて、「その件につきましては、こちらのほうでも相談して後日ご連絡を差し上げます」と、まるで録音されているかのように、前回と同じ返答。教頭先生は、保護者のいうことを肯定も否定もせず淡々と受け応えするのです。

しかも何度学校に電話しても同じことの繰り返しなので、保護者は途方に暮れてしまいます。

こんな状況に置かれた保護者の相談を受けて阿部さんが調査してみると、いじめは事実として存在していて、しかもその内容は深刻だということが判明します。

電話で相談した時の不自然な対応の原因を調べてみると、学校内部で、この保護者はクレーマータイプのモンスターペアレントだから、電話の応対は必ず教頭が行い、ことを荒だてないで、話には取り合わないよにしようという合意ができていたことが分かりました。

これが、モンペ対応、学校のモンスターペアレンツ対応なのです。そして、阿部さんによると、いま保護者のいじめ相談に対し、学校がこのように受け応えをするケースが激増しているようです。

保護者と学校がこんなやりとりをしている最中も、深刻ないじめが進行していて、子どもが登校できなくなったりすることもあるといいます。

阿部さんによると、ほとんどの場合、モンスターペアレンツ認定されている親子さんは、たんに言うべきことを言っているだけだとのことです。もちろん中には、多少喋り方が乱暴な人がいるかもしれませんが、学校への相談内容は至極当然なものだといいます。

なにも学校の給食のメニューが不適切だとか、教師の服装がおかしいなんてクレームを入れているのではなく、我が子がいじめられているからなんとかしてほしいと頼んでるわけですから、モンペ対応されるようなことではないといいます。

「学校は弁護士のサゼッションを受けてこんな対応をしているのかも」と阿部さんは言っていましたが、ぼくは、まるで企業でクレーム研修を受けたお客様窓口の対応みたいだなと思いました。

ひとりの子が継続的にいじめを受け失意のどん底にあったとしても、毎日毎日忙しいし自分のことで手一杯だしと思っている周囲の大人にとっは、そんないじめはなかったという思うことが、一番楽なのかもしれません。

この保護者はモンスターペアレンツなのだから、そもそも言ってることがあるしいのであって、まともに取り合わない自分たの対応は妥当なものだと、感じることができれば先生たちの罪悪感も緩和されるのでしょう。

モンスターペアレンツは、メディアが作った流行語ですが、今では教師たちが実際に起きているいじめに対処しない口実になっていると、阿部さんは指摘します。

事なかれ主義や臭いものには蓋をする態度は、昔から言われていることですが、社会の通弊です。

実際のいじめ事案で学校と保護者の関係がこんな状態になってしまったら、阿部さんのような外部の専門家が介入しない限り、いじめられている子どもの状況を改善することはできません。

ですからこのようなケースでいじめの内容が深刻な場合は、阿部さんのNGOが独自調査を行い、学校や教育委員会に意見書を提出するのです。


阿部泰尚(あべひろたか)さん、NPO法人「ユース・ガーディアン」代表、T.I.U.総合探偵社 代表。著書に「いじめと探偵」(幻冬社新書)。
いじめと探偵-幻冬舎新書-阿部泰尚

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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)

2017年1月13日 (金)

Vol.16 学校の常識は社会の非常識! 教師は「おごった」、警察は「カツアゲ」


本日(2017年1月13日)発売の、「週刊金曜日」1月13日号に、NPO法人「ユース・ガーディアン」代表、阿部泰尚(あべひろたか)さんのインタビューを書かせていただきました。

阿部さんは私立探偵として、過去10年以上に渡り、学校で起こるいじめ事件を調査し、何百名もの被害生徒を救ってきた人です。

現在は探偵社の代表をつとめながら、NPO法人を立ち上げ、毎日、全国から寄せられるいじめの相談に、無料で対応しています。

雑誌に掲載されたインタビュー記事のタイトルは、なぜ「いじめ死」は減らないのか?「子どものいじめは大人社会の模倣である」です。

興味のある方は、是非ご覧になってください。

このブログでは、阿部さんのインタビュー内容の、誌面スペースの都合で割愛せざるを得なかった、雑誌には掲載されてない部分を紹介したいと思います。

福島から避難した子どもが同級生からいじめられ、カツアゲされていたニュースをご存じの方も多いと思います。弁護士が登場して、やっと事件性を帯びましたが、当初、学校側は、「いじめはなかった」という態度でした。

そして、阿部さんは、「あの事件は氷山の一角だ」といいます。どう考えても「カツアゲ」つまりは大人であればそれは恐喝なのに、学校がいじめの事実を無かったことにしたいがために、表面に出てこない事件が後を絶たないというのです。

学校では、一体何が起きているのでしょうか?

一昨年、阿部さんのもとへ、中学1年生の息子が同級生3人からカツアゲされているのだがどうしたらいいか、という内容の相談があったそうです。電話をかけてきたのは、男子生徒のお母さんでした。

阿部さんは、その生徒や周囲の人たちに聞き取り調査を行うとともに、明らかにお金を要求しているように見える同級生からの、LINEをスクリーンショットするなどして証拠を集めました。

阿部さんは調査の結果、カツアゲがあったと確信しました。さらに、詳しく調べてみると、この男子生徒は、10ヶ月の間に50万円、同級生から脅し取られていたことが分かりました。

男子生徒の母親は、それらの証拠を学校に示し、対応を求めました。しかし、被害生徒が脅し取られたと訴えているにもかかわらず、学校からの返答は、校長、副校長、学年主任、部活顧問の5名が、多数決により、「カツアゲ」ではなく「おごった」のだという結論に達した、というものでした。

学校側のヒアリングを受けたカツアゲした側の保護者の中には、「子どもがおごってもらったと言ってるのだから、大人が首を突っ込むことではない」といった人もいたようです。

こんな時、被害にあった側はどうすればいいのか?阿部さんの結論はシンプルでした。警察に被害届を出すように男子生徒の母親に助言したのです。

そして、その母親が、その通りにすると、すぐに警察から学校に「実態を把握するために学校にうかがいます」との連絡が入ったのです。

「中学生が10ヶ月に50万円という額を友達に脅し取られたと言えば、学校は『おごった』で済んでも、警察は当然事件だと受け止めます。それくらい、学校の常識は世間からズレているのです」と阿部さんは言います。

ちなみに、この学校は比較的裕福な家庭の子どもが通う私立の学校だといいます。

警察からの連絡で学校側の態度は豹変します。警察に対しては「1日だけまってくれ、その間になんとかする」と言ったそうです。そしてすぐに、被害生徒の母親のもとには、学校長から話があるから学校に来てくれという連絡が入りました。

母親が校長室を訪ねると、そこには50万円が入った封筒が用意されていて、校長は「これで収めてくれ、収めてくれないなら(被害生徒を)処分する」と言ったそうです。

お金はカツアゲした側の親が出したものだと思われますが、その場に親たちはいませんでした。学校長の態度は、カツアゲの事実は曖昧にし、加害者に対する指導についても触れないというものでした。

被害生徒の母親は、さすがに頭に来て、白黒つくまでやってやるという思いで、そのお金を受け取らずに帰ったきたそうです。

このケースはまだ決着がついていないといいます。

阿部さんは「私立が公立よりましなんてことはなくて、とにかく対面を気にして、何もなかったことにしたいと考える学校が多すぎる」と言います。

「中にはまともな先生もいるけど、そういう先生は少数派だから過度な負担がかかるのです」と阿部さん。

いじめの現場をさんざん見てきた阿部さんは、いま、「いじめGメン」という名称のボランティアを育成しています。いじめの知識を持った一般の人たちを増やし、教育現場や地域社会にかかわってもらおうとしているのです。

世間の常識と学校の常識が甚だしく乖離しているために、学校だけに任せていては、いじめ被害で悲惨な学生生活を送る子どもたちを減らすことはできないと考えいるのです。


阿部泰尚(あべひろたか)さん、NPO法人「ユース・ガーディアン」代表、T.I.U.総合探偵社 代表。著書に「いじめと探偵」(幻冬社新書)。
いじめと探偵-幻冬舎新書-阿部泰尚

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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)

2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になりまさした
本年もどうぞよろしくお願い致します


年末年始いかがお過ごしですか?

昨年は体調不良に悩まされ
思うようにやりたいことができませんでした。

年末になって、あー、あのときああしていれば・・・
といろいろ後悔してしまいました。

というわけで

My New Year's resolution is:

“Never put off till tomorrow what you can do today.”

「今日できることを明日まで延ばすな」

What's yours?

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