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2016年11月23日 (水)

アメリカ人が感じた ミリタリーな日本

日本はよく戦後70年一度も戦争をしていない平和な国と言われます。しかし、ぼくは、確かに実際の戦争はしていなくても、日本人一般の心持ちはとてもマッチョで好戦的なのではないかと、常々思っていました。

同じようなことを感じたアメリカ人がいたようです。彼は、Jake Adelsteinという作家で、日本の上智大学を卒業して、読売新聞の記者をしていた人です。
現在は、The Japan Timesなどでコラムを書いています。

彼は日本での経験を綴った「Tokyo Vice」という本を書いています。この本の中で、彼は、日本人が普段使う言葉に、軍隊用語が多いことに驚いています。

野球の巨人軍は、英語ではThe Giants Armyとなり、なんで野球チームに軍なんてつけるのか?意味わからんと本の中で述べています。

実は、ぼくも前からこのことは気になっていました。

会社で事業部を任されたおじさん管理職が、その事業がうまくいかなかった時なんかに、居酒屋でお酒を呑みながら「これで俺も戦犯だな、けっ」などと言って、たそがれているのを見たことがあります。

ぼくは、社会に出て、こんな光景は何度か目撃しました。

が、そのたびに、心の中で「オイオイ、戦犯って、war criminalって恐ろしい言葉だよ。あんたは単にビジネスでしくじったのであって戦争で負けたて裁判にかれられてるわけじゃないんだよ」と思うのですが、口に出しては言えません。

ある会社の社長さんが、経営不振に陥って、リストラするのしないのと言われてる時、社員の雇用を守るという意味合いで、「〇〇グループからは戦死者は出さない」と言ったこともあります。

この時も、「オイオイ、失業イコール戦死なのか?あんた戦争してたのか?と思いました」

ぼくが言いたいのは、英語圏の人は決してこんな言葉使いはしないはず、ということです。

ではなぜ、日本人には、ことさら戦争用語を使いたがる傾向があるのでしょう。

ひとつには、長い間、日本が実際に戦争を行なってこなかったので、戦争関連の言葉に重みがないのかも知れません。

海外の紛争地に若者を送り出している国の国民なら、こんなふうに日常生活の中で軍事用語は使わないでしょう。

そして、もうひとつの理由は。。
実はこちらがとても気になるのですが、日本人の精神文化として、実は、勇ましいこと、マッチョなことが、本当は大好きなんじゃないかと。。。

敗戦して進駐軍に占領されて、彼らの指導のもと今日の日本国憲法が作られ、ふたことめには平和が大切という日本人ですが、国際的なパラダイムが変われば、ころっと豹変してしまえるのではないかと思うのです。

自分の考えでこうしてきたという事と、世間の流れに従ってこうしてきたという事は、まったく違う事なのだと思います。

https://www.amazon.co.jp/Tokyo-Vice-Jake-Adelstein/dp/1849014647

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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)

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