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2016年10月 5日 (水)

コミュ力という言葉のほんとうの意味

ここのところ、コミュ力(コミュニケーション能力)という言葉が頻繁に使われているようですね。


この春就活をしていた慶應義塾大学に通う友人は、「企業の面接ではコミュ力が試されているんですよね? 同じ内容の話しをしても、ハキハキ喋ると、それだけでポイントが高いんですよね」と言っていました。この人は面接の準備をしっかりしていたのでしょう、就職を希望していた企業の内定を得ることができたようです…。


でも、昨今のコミュ力という言葉の使われ方に疑問を感じている人もいます。

「コミュニケーションって、本来双方向で成り立つものなのに、“個人のコミュニケーション能力”という言葉の使われ方自体が矛盾しているし、(この言葉の使われ方は)権力的だとも思います。なぜなら、(会社では)若い人のプレゼン能力は問題視されるのに、上司の聴く力が問われることはない」


こう指摘するのは、先日某雑誌の取材でお会いした東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎先生。


確かにその通りです。


多分、コミュ力という言葉は、自分はひょっとしたら時代に取り残されているかもしれない、若い人に相手にされていないのかもしれないと怯えている、一部の中年のためにあるのでしょう。


彼らは、本当は若い人に「ぼくたちにも理解できるように話して下さい」とお願いしたいのだけれども、そうすることはプライドが許さないので、「コミュ力」なんて、ビジネス用語っぽい言い方をしているのです。


だいたい、会社で若手のコミュ力を問題視する上司に限って、全身から話しかけにくーい雰囲気を発散しているものです。




「コミュ力という言葉の使われ方は権力的だ」と語る、東京大学先端科学技術研究所准教授 熊谷晋一郎先生

困ったものですね〜。


しかし、自らの聴く力を顧みることもなく、上から目線で接してくる人ほど、与しやすい相手はいないという専門家もいます。


最後に、サラリーマン研究所 山岡則夫所長から聞いた、社内でとっつきにくい上司に出会った時の対処方、その上司を味方につる編をご紹介することにしましょう。


ステップ1

こちらから積極的にその上司に話しかけ、その人の考え方(仕事の方針や人生観などなんでもいいから)に異議を唱える。

この段階で、その人は、「お、この子、私に真剣に話しかけてくれている。今日はひょっとして特別な日?」と嬉しくなるそうです。


ステップ2

若い人から議論をふっかけられるというめったにない機会を得た上司は、自説を熱く語り出すでしょう。あなたは真剣に話を聞きつつも、できるだけ自分の説を曲げないで食い下がってください。すると上司は「この子は骨がある。しかも、こんな自分と真剣に語り会ってくれていると」と感動するでしょう。


ステップ3

上司が言うべき事を言い尽くした段階で、あなたは「私が勉強不足でした」と言って折れてください。この瞬間、上司は普段めったに感じることができない達成感を覚え、あなたの虜になることでしょう。


それ以降その上司は、あなたを数少ない(本当はほとんどいない)社内における自分の理解者だと思い込み、仕事上、いろいろな便宜を図ってくれる可能性大です。


でも、その上司があなたの虜になりすぎて、事あるごとに話しかけてくる危険性も否めませんので、その点はご注意ください…とのことです。

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文・桑原和久
(フリーライター、編集者、茅ヶ崎方式渋谷松涛校生徒)

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